日本語教育能力検定試験にチャレンジ。
前回だらだらと日本語教師について書いたが、要は昨年の12月、私は日本語教育能力認定試験に合格したのである。勉強期間2か月で!(←ここ自慢。笑)
私と言えば、最近昨日の事も忘れてしまう事が多く、もしかして認知症なのでは・・・と日々おびえていた。そんな五十路の頭で、この快挙。通知が来たときは試験に合格したという事と、私の頭、大丈夫だった!というWの喜びで小躍りした。
が、、、とは言え、この2か月間は学生時代でもここまで勉強してないかも、、、というぐらい勉強した。おそらく1日7時間以上は勉強はしたであろう。さすがに色々と用事があったりハローワークに行ったり、体調が悪かったりと、毎日毎日という訳ではなかったので、平均すれば1日6時間ぐらいだろうか。つまり述べ360時間ぐらいは勉強したことになる。
元々高校生の頃、国語は好きだったが、その後勉強した事はなかったので、初めて参考書をじっくり読んだときは、「母国語だからなんとかなるだろう」とたかをくくって、それまできちんと本を見なかったことを、えげつなく後悔した。
なにこれ、知らないことばかり!難しい・・・。日本語の文法だけじゃなくて発音、教授法・・・覚えることがものすごく多い。これをすべて覚えられるのかというよりも、、、それ以前に読み切れるのか??とおののいた。
しかしもう四の五の言ってられない。試験まであと2か月しかないのだ。当初は来年受かればいいやと思っていたが、来年になって勉強時間が確保できるかどうかの保証もない。仕事がない今、できるところまでやってみよう!・・・そう思った。
その時点で試験の基礎知識の本と、赤本といわれる主要な本計2冊しか持っていなかったのでまずは、YouTubeやブログをあちこち見て、必要そうな参考書を買いまくった。
下記が全リストだ。
1 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 3520円
2 日本語教育能力検定試験 合格問題集 3278円
3 日本語教育能力検定試験 分野別用語集 2860円
4 日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識 2200円
5 日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40 2530円
6 令和3年度日本語教育能力検定試験合格するための本 3080円
7 図表でスッキリわかる日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400 3520円
8~12 日本語教育能力検定試験 試験問題 平成28年~令和2年 1540円×5冊=7600円
全部で3万円弱か。(実のところ何冊かkindleで購入してしまい、書き込みができないので勉強しづらく買いなおした。よって実際はもっとかかっている)
だが、学校に行く50万円程度の受講費を考えると安い。
で片っ端から読んでいこうとしたが・・・もう赤本自体の意味をつかむのに必死で「これ本当に2か月後までに読み終えられるのか?」という分量に萎えた。
そこで、、、まず過去問題集を1年分通して回答し、その後赤本を読むという事を繰り返した。意味はわからなくともとりあえず問題集を解くことで、赤本を読んだときに、
あの質問の答えはこれか!と興味をもって読み進むことができる。
また、それだけでは頭に入らないので、読みながらノートにまとめなおしたり、単語を書き出したりした。
しかしまあ学生の頃ほんとに勉強してなくて、勉強慣れしていなかったため、勉強法を確立するのにかなり時間を使ってしまった。
来る日も来る日も勉強だったが、思った以上に日本語指導法を勉強するのは楽しかった。そのおかげで勉強は当初立てた予定通りに進んだ。
勉強法を確立するまでに、まとめたものを、再びまとめなおしたり、赤ペンで線を引きなおしたり、ずいぶん無駄なこともした。ほとんど使っていない本もいくつかある。
さて、試験勉強になれていなくて結構無駄な作業をしてしまった私が、私なりに、もしかしてあれこれ手をつけずとも、これさえじっくりやっておけば受かったんじゃないかと思う参考書をご紹介します。