五十路女子、ニューライフ始めます。

54歳で会社を辞め、新しい人生を模索し、楽しむ日々を綴ります

通勤時間が耐えられない

現在住んでいるところは同居人の家で、最寄り駅まで車で10分の所にある。

環境的には静かで落ち着いていて大変気に入っているが、、、最寄り駅まで車で10分は人生初の経験であり、こんなに負担に思うとは思っていなかった。

 

しかし振り返ってみれば、私は元々通勤が嫌いだったんだと思う。

仕事が変わるたびに引っ越しをして、会社から近いところに住んだ。

東京に住んでいた時は、なんと万歩計で測ったら300歩という場所に住んでいたこともあった。当然住む場所は都会で楽しかったし、仕事にも集中できた。

 

仕事に合わせて家を変える。

ひとり身で若かったからできたことだ。

 

前職の時、途中で現在の家に引っ越しをし、そこから1時間ほどかけて通勤し始めたのだが、表面上はそこまで気になっていなかった。しかしある夏の日に、いつもは11時頃出勤で満員電車を経験せずにすんでいた通勤時間が、数日だけ朝の9:30に出勤になった時、ぎゅうぎゅう押されて数十分、重いパソコン入りのカバンを肩から下げていた私はついに電車の中である幻覚を見た。

それは、、、侍が周りに群がる人をバッタバッタと斬っている幻覚。。。。

暑いのとぎゅぎゅう押されて、かなりイライラしていたのかもしれない。いつもの通勤時間ならだいたい座れていたから。

あぶない。。。そう思った。このままではおかしくなるんじゃないか?!

 

以来満員電車は本当に恐怖となった。

始発駅で必ず座れるなどの状況であれば、勉強したりして色々気がまぎれるが、混んでいて立って乗る電車は恐怖でしかない。

以降、満員電車に乗る際はかなり早く家を出て、途中のカフェで一息入れた。そのままのイライラテンションで会社に入るのはまずい。

 

そう言うわけで、その1日は非常に疲れることとなった。慣れていない事をするのはただでさえ疲れるし。

 

次に仕事を探すときは家から30分以内で行けるところにしよう。贅沢と言われようが、自分に優しくしなくては。

そう固く心に誓った。

f:id:beforesunset001:20220312160755p:plain