五十路女子、ニューライフ始めます。

54歳で会社を辞め、新しい人生を模索し、楽しむ日々を綴ります

PC前留学

さて、通信大学に入ろうと学校を探す過程で、私はある事を思い出した。

そうだ。

37歳の時私はUCLAのExtensions(社会人大学のようなものというべきか)に行くはずだった。しかしいざ準備が整ったところで、関西での生活の楽しさと、この年齢で留学大丈夫か?と恐怖で 笑 結局大阪で働いてみたい会社を見つけて就職したのだ。

 

しかし今回は、37歳の時のように大学進学をやめてまで、就職したい会社も見つからない。今こそその夢をかなえるべきでは?

それに、今は普通にPC前留学ができる時代なのだ!

 

そう思ってネットで色々検索しているうちに、アマゾンでこの本を発見した。

 

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「海外の有名大学にリモートで留学する」

なんと、有名大学にも留学できるのか。すごい。

早速買って読んでみる。

で思ったこと・・・アメリカの大学、高い!

特に国外からの生徒への授業料はべらぼうに高く設定してある。

私が見たところはだいたい400万円~かかる。

通学よりかなり安くてこれ。

とてもじゃないが、通学していない大学にそんな金額は出せないぞ。

 

日本の通信大学ならだいたい50〜100万円もあれば卒業できそうだ。それに短大卒業者は3年から編入できる。短大時代の成績が悪かろうが関係ない。

 

しかし英文科卒業の私が海外の大学に入学するとなると、単位の移行はできないかもしれない。結局卒業まで4年間はかかるんじゃないか。そうなると学費もフルで支払う事になる。 

 

これから学ぼうとする者がお金の話ばかりで恐縮、、、それに大学の費用をケチってどうすると言う気持ちもあるが、本当にやりきれるかの不安もある。

なにしろ通信大学は脱落する人がかなり多いのだ。

 

と色々悩みに悩んで、決めたのはこの大学。

その名もUniversity of the people

地球上のあらゆる貧困地域、遠隔地域にも高等教育の機会を提供してつなぐという高い志の大学。

よって授業料は0円。諸費用で卒業まで40万円程度はかかるが、それも払えないという人は様々な奨学金があるようだ。

 

世界中の生徒と繋がるなんて楽しそう!オンライン大学なので、私が入学したことによって定員が満員になり、入学できない人が出てくるなどもない。

 

自分は授業料を0にしていただくほどの貧困ではないかもしれないが、当然奨学金は不要なので約40万円は支払う事になる。もし無事に卒業出来たら、感謝を込めて後の人の為に追加で寄付をすればよい。

 

そう思い立ったらこれまた早かった。

大昔の卒業校に成績証明書を取り寄せ、最も早く結果が出る機関で英語のレベルテストを受け、海外の成績認定機関に成績書を送ったのちに、申し込みをした。

あれやこれやと色々大変だったがなんとか書類は受理され、そして嬉しいことにいくつかの単位の移行までできた!

 

そう、春からワタクシ大学生です。PC前留学を果たしました。

やったぞーーー!

結局、転職活動より力が入ってしまった。

大丈夫なのか。わたしは。。笑

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これからはいくら収入が必要?

さて、通勤時間を30分以内と定めたは良い。

しかし、、、駅まで車で10分かかってしまう私の家から30分以内となると、自分が住んでいる市内しか行けそうにない。

 

まあそんなに小さな市ではないので、なんとかなるだろう。

ここでも私は焦ってなかった。

なんなら在宅勤務ってのでいいんじゃない?通勤時間0だしとも思った。

 

昨年会社を辞めてからずっとWEB家計簿をつけていたので、それを見返してみる。

ざっくり平均をとると、13.5万円。そんなに我慢はせずにこの金額だった。

ただ、元々あまり運転は好きではないのと、駐車場代がもったいなくて電動自転車を買ったりした特別支出は含んでいないし、犬の予防注射やら時期によってかかってくるものもある。

コロナが収まれば交際費もかかるだろうし、出かけるならば服も欲しいとなる可能性はある。そんなこんなを考えても16万円あれば生きていけるんじゃない?と思った。

ちなみにこれまで働いていた頃の支出は本当にざるで、飲み代やカフェ代、服、化粧品とぽんぽんと買っていた。怖くて前の支出はここには書けない。笑

 

会社を辞めてからの支出 月平均13.5万円

食費  3万円

日用品 1万円(犬のごはん代も含む)

外食  1万円

美容  5000円

車   5000円(ガソリン代)

交通費 3000円(電車、駐車場代など)

エンタメ3000円(本、ネットフリックスなど)

交際費 1万円

家   4万円(同居人への家賃、光熱費 等)

保健  1万円(入院保険と犬の保険)

通信費  6000円(携帯端末代含む)

医療費 3000円

(ちなみに、今は社会保険、税金、健康保険を、自分で払っているので実際は21.5万円を支出している)

 

手取りで16万円というと、額面では20万円くらいだろうか?

20万円稼げれば充分だという風に考えれば、家の近くでも山のように仕事があるだろう。

と思っていた。その時は・・・

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通勤時間が耐えられない

現在住んでいるところは同居人の家で、最寄り駅まで車で10分の所にある。

環境的には静かで落ち着いていて大変気に入っているが、、、最寄り駅まで車で10分は人生初の経験であり、こんなに負担に思うとは思っていなかった。

 

しかし振り返ってみれば、私は元々通勤が嫌いだったんだと思う。

仕事が変わるたびに引っ越しをして、会社から近いところに住んだ。

東京に住んでいた時は、なんと万歩計で測ったら300歩という場所に住んでいたこともあった。当然住む場所は都会で楽しかったし、仕事にも集中できた。

 

仕事に合わせて家を変える。

ひとり身で若かったからできたことだ。

 

前職の時、途中で現在の家に引っ越しをし、そこから1時間ほどかけて通勤し始めたのだが、表面上はそこまで気になっていなかった。しかしある夏の日に、いつもは11時頃出勤で満員電車を経験せずにすんでいた通勤時間が、数日だけ朝の9:30に出勤になった時、ぎゅうぎゅう押されて数十分、重いパソコン入りのカバンを肩から下げていた私はついに電車の中である幻覚を見た。

それは、、、侍が周りに群がる人をバッタバッタと斬っている幻覚。。。。

暑いのとぎゅぎゅう押されて、かなりイライラしていたのかもしれない。いつもの通勤時間ならだいたい座れていたから。

あぶない。。。そう思った。このままではおかしくなるんじゃないか?!

 

以来満員電車は本当に恐怖となった。

始発駅で必ず座れるなどの状況であれば、勉強したりして色々気がまぎれるが、混んでいて立って乗る電車は恐怖でしかない。

以降、満員電車に乗る際はかなり早く家を出て、途中のカフェで一息入れた。そのままのイライラテンションで会社に入るのはまずい。

 

そう言うわけで、その1日は非常に疲れることとなった。慣れていない事をするのはただでさえ疲れるし。

 

次に仕事を探すときは家から30分以内で行けるところにしよう。贅沢と言われようが、自分に優しくしなくては。

そう固く心に誓った。

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これまでの転職活動

さて、54歳で会社を辞めて、しばらく自由に生きるための仕事探しをしようとしたワタクシ。

37歳で転職できたのは棚ぼただ。元々留学しようとしていたのだから無欲の勝利ともいえる。しかもターゲットは1社だけだったので直接公式サイトから応募した。つまり労力もあまりかかっていない。

 

しかし47歳で転職するときは、楽ではなかった。マンションのローンを払えて、生活レベルを極端に落とさずに済むある程度の収入を確保したかった。

あの時も9月に会社を辞めて、そろそろ本腰をいれて仕事探さないと!とエンジンがかかったのが1月、そして仕事が見つかったのが3月。

しかし、、、よくマンションのローンを抱えたまま半年ものんびりできたなあと自分でも笑う。よっぽどのんびりした性格なんでしょう。笑

 

あの時は、こりゃあもう自分の希望する業種はもとより、給与などの条件も諦めて、採用してもらえるところに行くしかないのかとあきらめかけていたところ、、、たまたま登録していたエージェントから声がかかった。しかも2社から。

ラッキーだった。

そして最終条件の良い方を選んで転職した。

振り返るとやはり自分に合うエージェントを探すというのはとても重要だ。

会社というより、やっぱり人なんだと思うので、どこがいいとは言えないが、いかに多くのエージェントに登録しておくかという事が重要なんだろう。

そしてやはり空きポジションの出やすい2月、3月に絞って集中的に仕事を探すのが良いと思った。

ちなみに私の場合は、リクナビdodaなどあれこれ登録していたとは思うが、最終的にエン転職のサイトから2つともお誘いメールが来た。

 

しかし・・・54歳の転職活動は、やはりというかなんというか、これはもうなかなかに苦戦しております。笑

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54歳、18歳のように悩む

さて、仕事の他に私にはやりたい事があった。それは・・・大学で勉強する事!

人生のまだ半分とは言え、元気に飛び回れる時期はさすがに50年を切っている。

これまでやり残したことに手をつけてもいい時期だ。

 

楽しさに気づいた勉強をもっとしたい、そして短期大学の2年間すら勉強していなかったので、しっかり、大学で勉強したいと思った。

37歳で会社を辞めた時、私は元々転職したかったのではなく、留学しようとしていたのだ。よし、大学に行こう。

 

・・・と、本当は大学に通学したかったが、仕事もせず大学に通学していたら、おそらく大学生活は楽しすぎてあれやこれやと楽しんで、きっと破産してしまう。笑

かといって大学に通いながら空いた時間を使ってバイトをするほどの元気もなさそうだ。

 

という訳で消去法で、仕事をしながら通信大学に行くことを選んだ。昨年の経験で意外にも自分は独学に向いていると思った。

さて、何を勉強するのか、そしてどこに行くのか。

勉強したいこと、今以上に極めたい事は沢山あった。

     ・ 英文学

     ・ 日本語学

     ・ 心理学

     ・ 教育学

     ・ 健康科学

     ・ 経営学

     ・ 福祉学

     ・ 観光学

1月に入るころ、私は通信大学を真剣に探し始めた。

どの学部が自分にとって一番楽しいだろう。なんだか18歳に戻ったような悩みで

ワクワクした。

友人にも相談しつつ、スクーリングも楽な京都の大学に申し込もうとした時、、、

突如としてある考えが私の頭にふってきた。

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次にやりたい仕事は・・・

さて、退職してから最初の2ヶ月は日本語教師の勉強をしていた。

12月は仕事からも勉強からも完全に解放されて、心からのんびり暮らすことができた。

しかし1月からはそうも言ってられなかった。

仕事を探さなければならない。

新しい業種へのチャレンジ。54歳にして。

やりたい仕事の方向性はなんとなくしか決めていなかった。

会社を辞める前は何かしら住んでいる地域に貢献できることがしたいと漠然と思っていた。

が、今はもう少し範囲が狭められた。それは学校、教育関係。

 

日本語の勉強をした時、私は初めて勉強するってなんて楽しいのかと思った。

若い頃、私は大学に行く意味がわからず、せめて短大だけでもという親の指示に従って短大を卒業した。

その時も親には悪いがほとんど勉強せず、いや、それどころか学校にも行っていなかった。

本当にギリギリの成績、単位で卒業したと思う。

 

今から振り返れば、あんなに嫌いだった学生時代の歴史も地理も、そして短大の英文科での授業も社会に出たら知っておいたら良かったなと思うことも多い。なぜもっと勉強しなかったんだろう。

私は54歳にして勉強の楽しさにハマり,その重要さに気づいたのだ。

もっときちんと勉強すべきだった。勉強の仕方すら確立されていない私は日本語教師の勉強もかなり無駄な動きをしてしまった。

そんな自分の反省も込めて学校で働いてみたい!と思った。

若い人たちの学生生活をサポートしてみたかった。

思ったはいいが、、、なかなか難しい。お堅い仕事のイメージがある学校関係は私のように一貫性のない短大卒の人間は採用しなさそうだ。

とはいえ学校関係で私ができそうなのは大学事務。または多分フルタイムは難しいだろうが日本語教師

その方向で仕事を探してみよう。

さて、仕事を探しながら私にはもう一つやりたいことが見つかっていた。

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54歳、つかの間の習い事

仕事をしている間はホットヨガやジムぐらいしか行っていなかった。

しかし、仕事を辞めてからは時間がたっぷりある。

昨年の12月にこれまで興味があったのに習いに行けなかったものにチャレンジしてみようと思った。

ちょうど家の近くにカルチャースクールがある。

とにかく、まずは行ってカタログをもらってきた。

選んだのは、、、「お茶」と「書道」

 

いまさらの花嫁修業か!?と言いたくなるが、最近日本的なものに妙に惹かれるのだ。

お茶の作法がきちんとできる人、きれいな字を書く人、どちらも素敵。

たまたま親の道具が家にあるのを発見したから一から買い揃える必要がないってことも魅力。

で、悩んだ末申し込みました。2つとも。

お茶は月一回、書道は月2回なので問題なく通えるし。思ったより高くない。

 

そして面白かったのが、ここでは私が一番新人で、年も若い方かもしれないという事。

いや、これが新鮮ですわ。54歳の新人、ベテラン奥様方の中で小学生のように一から手取り足取り教えていただく。なかなか楽しい。

 

お茶もお花も時間をかければかけるだけうまくなる。

そしてレッスン中に聞けなかったところ、聞いたけど忘れてしまったことなどは、

なんとYouTubeを探せば山のようにお稽古動画があるじゃないですか。

 

超初心者のうちは、習いに行って先生から直接ご指導いただき、その後は独学で深めていってもいいのかも。

よってとりあえず3か月間分申し込んでみた。

なにしろ無職なもので、お金が続かないし。笑

 

けれどお茶も書道も、とても心休まる習い事なのである。

今月であっという間の3か月が終わってしまったので、スクール通いは一旦終了するが時間がある時に家でも続けたいと思う。

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